連載:妄想爺やの春夏秋冬5

綺羅星の瞬く道や霜柱 寒い朝のお出まし

冬をイメージする色は白だろう

雪に氷の色だ

本来、白色というより透明なのだと思う

絵の具は、色々な色を混ぜれば混ぜるほど、黒くなる

七色の光は混ざれば混ざるほど透明になる

拙句一句

綺羅星の
瞬く道や
霜柱

まさに、光が織りなす霜柱の道だ

氷の結晶が、光そのものの輝きになる

冬の朝、近くの神社や寺に参ると参道に、霜が降りていたりする

その微小な光の多数瞬く道を歩くと、厳かな気分になる

※ 写真は奈良興福寺にある手水舎の水の出どころである龍の口です

激寒の日に、手を水で清めるのも、冷たいが清々しい

カテゴリ:アート・文化