連載:古道三昧

まほろばの道を歩いた

金曜午前中の仕事を終えて東京を脱出し奈良桜井泊
翌朝「土舞台」まで散歩してから「山野辺の道」を天理まで歩きました。

桜井の初瀬川の橋を渡り海柘榴市(つばいち)から天理まで、水銀を運ぶ修験の道が起源であったという説もある全長16.4KMの古道。

「前半の大神神社を含む崇神天皇陵までがメインであとは面白くないから」と宿の主人に忠告されたのですが、なかなかどうして歩いてみたら長岳寺以後も面白い。広い田畑の彼方に二上山を見ながらの山際トレイル、この田畑のあちこちに古墳の森がこんもりと。かと思えば、環濠集落やミカン畑を横切ったり切通しを通るなど景観が変化に富ん