失敗作

明日からのグループ展に出品しようと3点の制作に注力した。
そのうちのひとつは画面に花を散りばめ、骨に模した卵の殻を置いて浮き出させて、砕かれた数々の命を悼むものにしたかった。
ところが制作してみると予想とは大違い、意図が全く表現出来ていない。
作り直すにはもう時間がないし、どうすれば良いのかも思いつかないのでそのまま搬入するしかない。

今朝になって思いついて血の代わりの青い絵の具を画面に叩きつけた。
しかし、それもまた思うようにならなかった。
あとはキャンバスを切り裂くか?

真面目な作品が並ぶ会場でこれの前に来て、なにこれ?と戸惑う客の様子が目に見え