先月、葛城山に行った時に山頂に、阿波野青畝の句碑を見た。
そこには、「蝶涼し 一言主の 嶺駈くる」
青畝は、ホトトギス派の有名な奈良県出身の俳人である。代表句には、
蝶と、葛城山に関して次の句がある。
乱心のごとき真夏の蝶を見よ
葛城の 山懐に寝釈迦かな
葛城山の山守の小言も気にしないで、蝶が涼し気にその嶺を駈け舞っているとの句である。青畝の蝶に対する思い入れが理解できるような句である。
句碑を見た時は、まったく理解できなかったが、作風などを知ると理解できるような気がした。
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