連載:妄想爺やの春夏秋冬6

戦時中、家庭にあった兵隊さん双六を見て想うこと

住まいの近くの図書館に戦争体験コーナーがある

太平洋戦争関連の資料、書籍、写真、物品が展示されたスペースが常設されている

物品のひとつに、兵隊さん双六があった

太平洋戦争の戦地を進軍するかの双六だ

家庭で楽しんだのだろうか

今で言う、ボードゲームの人生ゲームのようなものだろうと思う

家庭の娯楽まで、国威高揚の道具であったのだ

また、戦況を国民に知らしめる新聞、雑誌などに載せられている記事は、まさに国威を揚げるような勇猛な見出しや、文が踊っている

今で言う、小学生、中学生、高校生らの教科書は、粗末な紙の冊子である

教科書に載せられた言葉や