連載:妄想爺やの春夏秋冬6

受験勉強で苦手の国語が老いの生きがいに

現代国語、古文が苦手であった

他の科目に比べて、成績を上げるのが難しい

そもそもの読書嫌いからくるものだったと思う

ところが、歳をとるにつれ、本を読むようになり、読書好きになった

それも、ただ本を読むだけでなく、俳句や短歌を詠むようにもなっている

文学が好きになった

言葉を嗜むようになった

世のなかを、俯瞰するかのように生きるようになってきているのを感じる

短歌や俳句は、それを表現する創作なのだと思う

万葉集には、庶民が読んだ和歌もたくさんある

千年以上も前に生きた人の感情が、写真のように言葉で遺されている

もっと言えば、写真では写