連載:紙上句会

京滋句会2月 紙上句会上位句

私が所属する京滋句会2月は「ひとり吟行句」の紙上句会。12人59句で競いました。私は、2位と3位(4名)に入りました。上位句を掲載させていただきます。

1位 菜の花や曇り時々認知症 (s.m)
[評]曇時々晴」を「認知症」に変えた独創性に魅かれました。

2位 素麺干し春光捌く長き箸 (一世)
[評]麺同士がくっつかないように長い箸で分けている光景。素麺簾が春光に揺れる様を上手く捉えた。

3位 父の忌やまだ解(ほど)けない沈丁花 (o.h)
[評]生前のわだかまりを抱えておられる。沈丁花の香りでそのわだかまりも緩んでくる。

3位 春光を斜めによぎる