さんが書いた連載紙上句会の日記一覧

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双樹神戸句会11月例会高点句

私が所属しています神戸双樹句会の11月例会作品集がとどきました。兼題:帰り花・当季雑詠、8名参加、40句を互選で競いました。結果の高点句を掲載させていただきます。私は同点3位入りました。 1位 炎上の寺の礎石や返り咲 (g.c) [評]応仁の乱?で炎上の寺の歴史を刻む礎石。「返り咲」で、今は立派に建替えられた寺の様子が伝わる。 2位 能登時雨絵解きの僧の朗々と (k.k) [評]…

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大阪北句会5月例会高得点句

私が幹事をしております「大阪北句会5月例会」が終わりました。兼題:若葉・立夏・当季雑詠」、集句:116 句。参加24名で互選で競いました。私は今回は上位にはいりませんでした(残念!)。高点句を掲載させていただきます。 1位 楊貴妃と値札を貼らる目高かな (h.s) [評]高貴な名が、「貼らる」まで読んで、「目高」の事と知る。高価でしょうね。 2位 古里に残る選択柿若葉  (h.m…

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大阪南句会2月例会高得点句

私が所属します大阪南句会2月例会(紙上句会)が終わり、作品集が届きました。 参加11名、集句55句を互選で競いました。得点上位句を掲載させていただきます。私は、4位に3句入りました。 1位 辞令てふ紙一枚や冴返る (峰月) [評]サラリーマンの悲哀を感じます。季語がその気持を受け止めている。 2位 神棚の榊あたらし建国日 (i.r) [評]榊、弊紙を新しいものに取り換え「建国の…

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大阪北句会2月例会得点上位句

私が幹事をしています大阪北句会2月例会が終わりします。兼題は「梅・早春・当季雑詠」、参加25名、集句121句を互選で競いました。得点上位句を掲載させていただきます。私は、5位に入りました。 <得点上位句> 1位 白梅や合格と言う別れあり (t.t) [評]春のうれしい別れです。季語が新たな生活を祝福しています。 2位 早春の光を通す針の穴 (t.t) [評]針の穴に光を通す目線…

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大阪南句会1月紙上句会高得点句

私が所属しています「大阪南句会」1月紙上句会の作品集が届きました。参加10名、50句を互選で競いました。以下の高得点句を掲載させていただきます。 私は、5位に1句入りました。 1位 初山河結び直せる靴の紐 (i.r) [評]靴の紐が大自然を支えています 上手! 2位 春立つと土の匂いの男来る (m.s) [評]土の匂いが体に沁みこんだ、ぶっきらぼうで野暮ったいが、気持ちの優しし…

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双樹神戸句会12月例会 高得点句

私が所属しています双樹神戸句会の12月例会が終わり、作品集が届きました。 12月はコロナ拡大のため吟行は取りやめ、紙上句会になりました。兼題は「白菜・当季雑詠」で、8名参加、40句を互選で競いました。私は、1位と3位に入りました。上位句を掲載させていただきます。 1位 白菜の重石のひとつ祖母の石 (一世) [評]こうして代々引き継がれる漬物の味。漬物石に酵母が棲んでいる。 1位 …

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京滋句会8月例会得点上位句

私が幹事をしております「京滋句会」の「第66回8月例会」が先ほど終わりました。 当初は京都への吟行を企画していましたが、コロナ感染拡大で急遽中止し、紙上句会「ひとり吟行」に切り替えました。参加13名、集句65句を互選で競いました。以下、上位句を掲載させていただきます。私は、2位3句の中に入りました。 1位 花野行くため新しき靴を置く (o.h) [評]心象風景が美しい。新しい靴が読み手の心に入…

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大阪南句会6月例会高点句

私が所属する「大阪南句会」6月の紙上句会の結果が届きました。兼題:団扇、黒、当季雑詠。参加12名。集句60句で競いました。私は、3位に入りました。高点句を掲載させていただきます。 1位 大団扇子供御輿の立ち上る (t.s) 【評】大団扇が振られたと同時に立ち上った子供御輿祭りの一瞬をとらた。 2位 踊りの輪整いてゆく白団扇 (y.j) 【評】盆踊りの輪が自然ときれいな輪になり回っていく様子が…

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双樹神戸句会上位入選句

 私の所属する双樹神戸句会3月例会は、吟行予定でしたが、関西の蔓延防止が延長されため紙上句会となりました。兼題は「春暁・当季雑詠」、11名参加55句を互選で競いました。私は4位にはいりました。上位句と私の入選句を掲載いたします。 1位 紙雛目鼻なくとも笑み給ふ (H.M) [評]お顔とか袂とかの折り方がふくよかなのですね 目鼻が無くてもお雛様とわかるのですね。 2位 春風や吾にも欲しき再起動…

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大阪北句会2月 紙上句会上位句

私が幹事をしています「大阪北句会2月例会」がおわりました。兼題は「余寒、下萌、当季雑詠」で、21名参加、99句を互選で競いました。上位句を掲載させていただきます。私は今回は不調で、ぎりぎり9位に1句入りました。 1位 まだ温き妻に紅さす余寒かな   (t.t) [評]最愛の奥様との別れ。まだ「ぬくき」と「余寒」の対比が切なく読み手に迫る。 2位 引継ぎの書類手渡す余寒かな   (h.su) …

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京滋句会2月 紙上句会上位句

私が所属する京滋句会2月は「ひとり吟行句」の紙上句会。12人59句で競いました。私は、2位と3位(4名)に入りました。上位句を掲載させていただきます。 1位 菜の花や曇り時々認知症 (s.m) [評]曇時々晴」を「認知症」に変えた独創性に魅かれました。 2位 素麺干し春光捌く長き箸 (一世) [評]麺同士がくっつかないように長い箸で分けている光景。素麺簾が春光に揺れる様を上手く捉えた。 3…

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大阪南句会11月例会上位句

私の所属する大阪南句会11月例会は、今月も紙上句会で 兼題:時雨・蕪・当季雑詠、参加11名、集句55句で競いました。 私は、同点1位にと、四位に入りました。上位句を掲載させていただきます。 1位 家中が柔らかくなる蕪蒸し (o.k) [評]蕪蒸しの、美味しそうな湯気が食卓に充満し家族の心を満たします。 1位 絵手紙のらが食み出してあかかぶら (m.s) [評]「ら」が食み出すが自由奔放がいい…

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大阪南句会5月例会上位句

私の所属する大阪南句会5月例会の作品集が届きました。 兼題「豆の飯・青嵐・当季雑詠」で、11名参加、55句で得点を競いました。 上位入選句を掲載させていただきます。私は残念ながら、5位までに入りませんでした。 1位 父母の遠くに在りて豆の飯 (O.H) 【評】遠くに在りての遠くはあの世と思われる。豆ご飯を炊くといつも父母と一緒に暮らした頃を思い出す。本当に幸せだった。 1位 夏初め付き添いと…

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第九十二回双樹神戸句会 私の入選句

本日、私の所属しております双樹神戸句会5月例会(兼題:薄暑・雑詠)のWORDの作品集が送られてきました。開いてみてびっくり。私の句が1位で、参加10名で私以外の方全員がとっていただいておりました(特選5名、平選4名)。こんなことは、句会始まって以来の出来事とのことでした。今回も私の入選句だけを掲載させていただきます。 1位 画鋲痕残こる空き部屋薄暑光 【評】最愛の子供さんを送り出されたあとの部…

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大阪南句会4月例会上位句

私が所属しています。大阪南句会4月例会は、兼題:蜆、風船、当季雑詠。参加:11名、集句:55句で競いました。上位6位までの句に1句1評を紹介させていいただきます。私は、6位に3句入りました。お楽しみいただければ幸いです。 1位 肩書の外れし春や爪伸びる(T.S) 【評】定年退職でゆっくり過ごせる春、爪が伸びても気にせずにいられるおだやかな気持ちが、句全体を覆う。春に響くように。 2位 捩られ…

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大阪北句会8月上位入選句紹介

私が幹事をしております大阪北句会(ネット句会)8月の作品集ができました。参加24名、集句113句、兼題は「盆」「西瓜」「当季雑詠」です。参加俳人による互選の上位入選句を紹介します。私は、同点6位に1句はいりました。お楽しみいただければ幸いです。 1位 井戸の水凹ませて吊る大西瓜(t.t) 【評】「水凹ませて」で懐かしい風景を視覚と聴覚へ再現してくれる。 2位 煩悩の手もてひたすら墓洗ふ(o.…