連載:読書

対応バイアスと文化ステレオタイプのもたらす厄災(続き)

前回の私の日記(2/17)で、
https://smcb.jp/diaries/8716370

人は性格や国民性からではなく、状況で行動する。という高野陽太郎教授の本のことを書きました。

これだけなら面白い話として終わってしまうのですが、そこは大学の先生のことですからもっと深い話があります。

面白いと言ってはいられなくなります。

それは「対応バイアスと文化ステレオタイプのもたらす厄災」です。

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「状況で行動する」となると、それでは人は「状況の奴隷」なのかと言いたくなりますが、そうではありません。

脳が発達した人類は高度な情報処理能力