連載:四季・気候など

弥生・雛祭りと梅の花(1667)

 3月に入った。今年は寒さも厳しかったようにも感じていたが、寒さも緩んできた。4月並みの陽気だとか。
 我が家の老紅梅は盛りも過ぎたが、代わって老白梅が急に咲き出してもいる。もう1本の白梅は小さな花がいっぱいだ。
 弥生と言えば、早春が何かぴったりする。3月では、ただ暦としか思わなくても。
 雛祭りの季節だ。もう我が家には、雛段飾りもなくなったが―娘の家に行き、孫娘の所に飾られているのだが―家内の手作りの、小さな小さなお雛様や、立ち雛の塗り絵などが、それでも季節の到来を告げてくれている。

 そんなものをぼんやりと眺めていると、転倒・骨折の痛みも忘れてし