連載:短歌日記

京都植物園 吟行会の詠草

花の迫力がハンパなく、なかなかまとまりませんでしたが、ようやくまとまりました。
やや拙速の感が残りますが、感動の余熱が残っているうちに詠んでみました。忌憚のない感想をお願いします。

京都植物園の詠草五首

うす紅の枝垂れさくらにゆきやなぎめぐれば紅いぼたんゆり咲く

そここににはか法師のうた詠める紅八重枝垂れの春はらんまん

花のもとにはか法師のあらはれて死なむ死なむと笑みて詠える

車いすゆほそき二の腕のばしゐる八重の枝垂れのそのひとすぢに

はなびらのまた集りし花筏かぜのいたずらみずの気まぐれ

カテゴリ:アート・文化