連載:花万朶

小説を書いて困る事

小説って、私小説は自分の事を書いていくんだけれど、私の場合は赤毛のアンのように想像たくましくして妄想を書き綴っていく。

お勤めの頃、テレックスも打っていたがローマ字入力でブラインドタッチだった。パソコンのキー配列が一緒なので、思った事を即座に文章にする事ができる。

これが原稿用紙に書いていく作業なら、多分小説は書いていなかったと思う。

カルチャーセンターの小説実作教室に通っていた時、母子心中の話を書いたら、講師の作家先生からこんな弱い事でどうすると叱られた。

あれ? 私小説だと思われたのかな?とびっくりした。提出した作品、三作目ぐらいだった。