ゲーム「サイダーポップ」にのめり込む



 サイダーの泡いつからか懐古主義  堀川夏子

 サイダーの一泡ごとにある郷愁 鈴鹿仁

 小説にサイダーはレモネードとも  アロマ

 サイダーの可愛い泡が喉過ぎる 丸井巴水

 サイダーの木桶に浮きて山の駅 柴田久子

 サイダーに溶けゆく泡と帆船と 高田令子

 旅先にサイダー冷えてごくごくと  アロマ

 ゲーム「サイダーポップ」にのめり込む  アロマ

 サイダーのシュワッとさざ波ほどの恋  一門彰子

 日暮れまで寝て蜻蛉となりにけり  星野早苗

 蜻蛉の軽きがバスを阻みけり 董振華

 どこにでも止まる蜻蛉に包まるる  稲畑汀子