連載:故里の歌シリーズ

⑭ふるさと川の歌 3曲紹介

・子どもの頃歌った童謡、兎追いしかの山の「故郷」、「春の小川」はさらされ行くよ、「めだかの学校は」川のなか。
 どの童謡も作者がふるさとや疎開先などで体験した、川との触れ合いがきっかけとなって作っています。そんな触れ合いを多くの人が、自分のふるさとでの体験と重ね合わせて共感するから、今日まで世代を問わずたくさんの人に歌い継がれてきたのだと思います。
・都市は川沿いに発達します。扇状地や河岸段丘の平地は、農地や宅地に便利だからです。水は生活に必須であり、緑も豊かで文化も発展します。川を中心に街が出来て、人が住み着いて、ふるさとになるのです。無数にある「ふる