連載:二人旅

「杓子が戻っている」成田山新勝寺

水を掬い両手を洗い口を漱ぐ。久しぶりだ。コロナの間手水舎は閉鎖されていたが、神様仏様に礼を失していた気がする。

急な階段はいつもキツイのに、今日はそれ程でもない。2年半ぶりに朝運動したからだろうか。


朝6時過ぎにマンションの周回コースに行った。早足で歩き始めたが、直ぐに走ってみたくなった。ゆっくりゆっくり。早足より遅いくらいだ。

初めは足全体が悲鳴を上げているように、足の付け根や膝の辺りに痛みを覚えた。

直ぐに感じなくなった。「あの角まで」が、「もしかすると一周できるかも」に変わり、前を行くオバ様3人連れが見えると俄然追い越し