「幸福な生活」と嘘

幸福な生活:
図書館でたまたま目に留まった百田尚樹「幸福な生活」(祥伝社、2013) その場で読んでの感想です

『幸福の生活』は短編集で、「母の記憶」「夜の訪問者」「そっくりさん」「幸福な生活」などの短編から構成されている。
「幸福な生活」は、
「今日は、娘が恋人を家に連れてくる日。我が家の歴史を振り返りながら、つくづく自分は幸せだったと深く思わずにはいられなかった、、」と主人公はこれまでの生活を振り返っている。

だが彼の「幸福な生活」は、妻も知っている女性との不倫を、幸運にも妻に知られずに、家庭に波風を立てずに終わることができたこと