【読書】「阪急電鉄殺人事件」(西村京太郎)、「希望の糸」(東野圭吾)

  今日は最近読んだ本2冊を簡単に紹介します。

  
(1)阪急電鉄殺人事件(西村京太郎・廣済堂文庫)
  写真家の菊池実は、旅行雑誌社からの依頼で阪急梅田駅の写真を撮るため、助手の津村美咲を伴って、京都線、神戸線、宝塚線の三つの本線が同時刻に発車する光景などを撮影していた。その夜は大学時代の旧友木内えりかと久しぶりに会うことになり、西宮北口で待ち合わせる約束になっていた。ところが、えりかは六甲駅でホームから転落して列車に轢かれ翌日には亡くなってしまう。えりかは司法解剖の結果高濃度の睡眠薬が検出されたことから、兵庫県警は事故と殺人の両面から捜査