今日は、十三夜です。

栗名月ですね。

写真の掛け軸は、臨済宗大徳寺派瑞龍山 雲澤寺住職 足立泰道和尚の一行書で、
「掬水月在手 弄花香満衣」と書いてあります。

これは、唐代の詩人于良史作『春山夜月』という題の五言律詩の承句です。

春山多勝事 賞翫夜忘帰 「春山勝事多し 賞翫して夜帰るを忘る」
掬水月在手 弄花香満衣 「水を掬すれば月手に在り、花を弄すれば香衣に満つ」
興来無遠近 欲去惜芳菲 「興来たらば遠近無く、芳菲を惜しみ、去かんと欲す」
南望鳴鐘処 楼台深翠微 「南に鳴鐘の処を望めば、楼台は翠微に深し」

お茶席の「掛物」としては、この時期秋