秋晴れに芦ノ湖渡る船の上
行く秋の塩壺に塩満たす朝 笹村恵美子 ゆく秋の本屋に童話原画展 中嶋陽子 ゆく秋の街の景色が懐かしく アロマ 行く秋や更けて明るき大都会 森田明成 ゆく秋や嵯峨野泊りといふ静寂 和田照海 仲秋や漁火は月より遠くして 山口誓子 旅心ふくらんでゆく秋の晴 稲畑汀子 メタセコイア聳ゆる先の秋の晴 大橋晄 野は…
行く秋の塩壺に塩満たす朝 笹村恵美子 ゆく秋の本屋に童話原画展 中嶋陽子 ゆく秋の街の景色が懐かしく アロマ 行く秋や更けて明るき大都会 森田明成 ゆく秋や嵯峨野泊りといふ静寂 和田照海 仲秋や漁火は月より遠くして 山口誓子 旅心ふくらんでゆく秋の晴 稲畑汀子 メタセコイア聳ゆる先の秋の晴 大橋晄 野は…
24日(火)は10月定例句会でした。兼題は「後の月」「十三夜」です。 【後の月(のちのつき)】(秋の季語)傍題:十三夜、豆名月、栗名月 陰暦九月十三夜の月、八月の十三夜の月に対して後の月という。また十五夜を芋名月というのに対して、栗名月・豆名月といい、同じく季節のものを供えて祭る。十三夜の月でもあり、時候も夜はかなり寒く、もの寂しい趣が愛好される月見である。(ポケット版入門歳時記よ…
♬月の美しいのは十三夜♬(沖縄の方言では 「つくぬーかいしゃ十三夜」)と歌います。 もちろん十五夜はいいものです。しかし、「私は満ちたものは欠けるしかない。」という感情が沸き満月を見ると少し寂しい気持ちになります。 十三夜は完成に近づいた作品があと少しで完成する。しかもその完成がある程度見通せる。いいぞいいぞ!って感じがしてワクワクするときに似ています。 先日の十三夜こんな曲を思い出してい…
現し世に同行二人大根食ぶ 壷井久子 渋柿の下や茶畑大根畠 寺田寅彦 湯の町の裏川大根洗ひをり 森田公司 射的屋の人形倒る夜の雪 鈴木真砂女 秋風のとつくに去つて大根畠 大木あまり 火球 窓が開いてをる大根畑昼深し 瀧井孝作 立山の風の降り来る大根稲架 升田 義次 筑波西風大根洗ひに今日も吹く 土手貴葉子 山を背に大根稲架に掛けられて ア…