外国で暮らすということ(162)

前回の最終章
兎に角こうして我々は予約しておいたホテルに
タクシーで乗り込んだのだが、ここでもトラブルは
待ち受けていた。

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「あなたからの予約は受けていない」
フロントの若い女性が冷たい目で僕を見ながら
冷たく言った。
「10日前にJALを通じて予約した」
たどたどしい英語で反発したが、受けていないと
言い張る。

押し問答を繰り返していたら、奥からスーツ姿の
男性が出てきてフロントの女性に何か尋ねている。
「どうも何かの間違いがあった様です」なんと、日本語だ!

彼(Y氏)はこのホ