連載:私が登った奈良の山々

「山城マニアの人気も高い高取山」 城跡、石仏、お寺、風情のある町並み

高取山(標高589.3m)には
日本三大山城、日本名城100選に選ばれている高取城跡があります。
この城は南北朝時代に高取山山頂にこの地方の豪族越智氏が築城したのが始まりですが、天正13年(1585)に大和郡山城主豊臣秀長の命を受けた重臣本田正敏が天守閣を持つ近世的な城郭を築城し、その後寛永17年(1640)に譜代大名植村家が完成させて明治維新まで居城としたものです。高取城の城内は周囲約3k、郭内は周囲約30Kという大規模な山城です。

 登山の好きな方は麓から登っても良いのですが、2015年5月に私は近鉄吉野線壺坂山駅からバスで壺坂寺まで移動