地方創生の文化は、寄席の地方巡業に期待したい。

昭和46年(1971)3月、東北学院大学落語研究会を卒業して54年が過ぎました。卒業後は就職事情関係もあり、落・研の高座から遠ざかりましたが、8年前に胃がん全摘手術を体験し、就職先をなくした折に、転機が訪れました。術後の日常生活を早く取り戻すために、入院中病床で聴いた古典落語に目覚めました。

仙台市に「花座」という定席寄席が開かれた事も重なり、人気噺家のホール落語会や落・研の卒業生発表会にも足を運びました。おかげで体力も順調に回復し、50年ぶりで落・研OB会の高座復帰以来、現在に至ります。術後は「花座の落語教室」に1年間通って三遊亭とん馬師匠の指導