出光美術館「江戸絵画の華若冲と江戸絵画〈第1部〉」

近年、江戸絵画で最も注目を浴びている絵師は何と言っても伊藤若冲(1716–1800年)だ。その若冲ブームの立役者の主役ともなったアメリカの日本美術コレクター、エツコ&ジョー・プライス夫妻のプライス財団コレクションが、2,019年、出光美術館のコレクションに加わった。日本人から見れば、素晴らしい作品が日本に里帰りし、日本でいつでも鑑賞できるようになった感じで、この上なくうれしい。
今回の展覧会は、そのプライス財団コレクションの帰国後初お目見えということで、楽しみに行った。この日は、今回里帰りを果たした約190件のうち、80数件の作品を2期にわけて展示する