私はヤマユリでございます。
と言いましても もう花咲く娘ではなく たくさんの子供たちを風に乗せて旅立たせたいわばおババの身。
山際にある小さな山寺に続く参道で すっかり身軽になった私は 時折差し込む暖かな春の日差しの中で 朽ちるまでの最後の終焉の時を楽しんでおりました。
そんなある日 たんぽぽ・♪ さんがやって来て あらぁ・・・こんなところに♪ と 声をかけられ しばしおしゃべりしておりましたが
ねっ 私の所に来ない? と言っていただいたので 申し込みを快く受けたのでございます。
さっそくたんぽぽ・♪さんのお宅で 昨年