秀才でありながら、歪んだエリート意識で不誠実な生活を続けていた人がまともな生活に立ち戻れたきっかけ

「私のなかの囚人 ~教育学者の自立への旅~ 」の著者 は父が戦死し、小学校教員で多忙で貧しく生活にゆとりのない母に育てられ、栄養失調の虚弱児として育った。小学3年までは虚弱ゆえに特学に在籍させられていた。

 そのことでの劣等感・受けた「いじめ」等から、荒れ狂い、家の金の持ち出し・万引き・母への暴力行為などを続け、「なぜ、俺を産んだのだ」と母に迫ることもあった。

 小4くらいから、身体も成長し、学力もついて、中学では学業優秀、県内一の県立進学校へ進み、東京教育大へ進んだ。

 しかし、性格のゆがみは直らず、大学では母の苦労も顧みず、遊びに浪