即興都都逸 ~さくら風~

揺れて吹かれる心のなさを
        わかる想いの昔人



帯は紅色うなじにひとつ
        恋に破れた夢のあと



素足絡んだあの日の嘘を
      いつかほどいて渡る橋



枯れた涙も風止む宵に
       空に流れて揺れて舟



弥生終わりの花咲く時に
        恋と言う名の歌もあり

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