さもない毎日 ②

夜中の3時にスッキリと目が覚めた。
このところの涼しさのお陰で、眠りが深かったのだろう。
コーヒーを淹れようと、キッチンに立ってお湯を沸かす。
その間に、北の部屋から外を見てみる。

近景には戸建ての家々。
中景には広い駐車場。その向こうに大型マンションが何棟か建っているのだが、午前3時にも関わらず、明かりが点いた窓が幾つもある。
眠れずにいる人だろうか。
或いは既に起き出している人なのだろうか。
こんな非日常の時間帯が私は好きだ。

独りで飲む夜明けのコーヒー。
コーヒーを飲み終わると、思い立つまま、いつもより早い時間にウォーキ