誰も知らない妻の愛

私があの世に逝きかけた時
あなたは集まった親戚の前で
『この人と一緒に、人生を過ごせたことに悔いは無い』
泣きながら言ってくれたそうね
ICUで一ヶ月、意識不明だったけど、伯母さんから聞いたよ
『ゆっくり、もう少し生きようよ』
人工臓器手術と再発の不安から
私が生きることの執着を無くしていた時、声をかけてくれた
急ぎすぎた私の人生へのアドバイス
出会った時から、あなたは手紙をくれて
まるで私へのファンレターのように
愛に満ちた言葉を書きしたため
『あなたが勉学に励んでいる姿は私への愛の証』
ついに言った私への愛の告白
私は返事