著者は元博報堂の社員で、局長(一般企業の部長に相当)まで出世した。一方で、会社員時代から音楽評論家として執筆やラジオ番組に出演していたそうだ。マルチなタレントをお持ちだが、著者自身によると普通の会社員だったとのこと。ただ、普通と違うのは激務で知られる広告会社に務めながら、ほぼ定時で仕事を終え趣味に打ち込んできたこと。まさに仕事と趣味の両立によって、世に知られるようになったのである。
著者のすごいところは仕事を機嫌よく、気持ちいいものにしてしまうこと。仕事を生活の手段と割り切って最低限のことしかしないのではなく、定時の中でも最大限のパフォーマンス