ハイドン /交響曲第94番「驚愕」, マーラー交響曲第1番「巨人」をジュリーニ指揮で聴く

2019年2月以来の鑑賞。
ハイドン:交響曲第94番「驚愕」。
この曲は、カラヤン、ホグウッド、リヒター、ミンコフスキーなどの演奏で聴いている。アダージョの序奏に続く主部は、モーツァルトを思わせる典雅さがあり、ジュリーニの演奏は旋律をよく歌わせる。力みのない余裕を持った指揮ぶりがイメージできる第1楽章だ。
第2楽章は有名なアンダンテ。弱音でのオーケストラの奏でる響き美しさはジュリーニならでは。大音量の後でのリズムには気品があり、旋律は流麗だ。ジュリーのハイドンの演奏が他にあれば聴いてみたいと思わせる演奏だ。
メヌエットもまたモーツァルトを連想させ