モーツァルトの 歌劇「後宮からの誘拐」をベーム指揮のDVDで視聴する

2021年11月以来の視聴。
前回の視聴でも、トルコ風の音楽の多いことが印象に残っていたが、その印象は変わらない。かつて読んだ本の中にモーツァルトの「トルコ行進曲」について述べられているところがあり、当時のオスマン・トルコとヨーロッパの情勢も説明されていた。トルコ風の音楽は、軍隊が用いた大音量の太鼓やシンバルなどの影響を受けたのだとあったが、オペラでも、とりわけフィナーレの音楽はそうしたものだし、他にもベートーヴェンの第9の合唱部分にもトルコ風の行進曲があるとの説明だ。
舞台に戻ると、ベルモンテ役のアライサは「魔笛」での名演唱が忘れがたいし、同じく、