ブラームス /交響曲第2番他をムラヴィンスキー指揮で聴く

2019年2月以来の鑑賞。
ワーグナー:歌劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」より第1幕への前奏曲。
重量級のオーケストラの響きが雪崩のように押し寄せてくる音楽の開始には度肝を抜かれる。演奏には常に情熱と熱気が立ち込め、圧倒的な力強さには驚くばかりだ。一瞬、荒々しさに耳を奪われるが、実はアンサンブルの精度は非常に高い。ムラヴィンスキーによって徹底的に鍛え上げられたオーケストラであろうことは想像に難くない。

ブラームス:交響曲第2番。
第1楽章の冒頭は静かに、そして、抒情を帯びて始まる。少しばかりノイズもあるがブラームスのロマン的な気分は抑