ショスタコーヴィチの 交響曲第6番 とヴァイオリン協奏曲第1番をコンドラシン指揮で聴く


2019年3月以来の鑑賞。
交響曲第6番。ムラヴィンスキーとザンデルリンクの演奏で聴いているが印象は薄い。コンドラシンによる演奏はこのCDが初めてであった。思いの外録音状態はよく、音のクオリティも悪くはない。演奏に耳を傾ければ、仄暗さの中にやり場のない諦めや怒り、あるいは暖かい光を、また、温厚な人心への希求などが音楽に込められているような気がする。
第2楽章はアレグロ。クラリネットや他の木管楽器の運動性に富んだ演奏に、ヴァイオリンが応える。ショスタコーヴィチの交響曲に時折用いられるシロフォンも参加し、次第に音楽は高揚していく。ハープが現れ、一時、