マーラー の交響曲第3番をバーンスタインの指揮で聴く

2021年1月以来の鑑賞。
1961年のニューヨーク・フィル、1972年のウィーン・フィル(DVD)に比べて、バスドラムの響きなどにある種の凄みを覚える。同時にこの曲が内包する明るさも。録音の良さもあるだろうが、バーンスタインとオーケストラの相性の良さもあるだろう。
第1楽章は何度か現れるヴァイオリンのソロも印象深い。楽章の終わりは明るさと温かさに包まれている。
第2楽章はメヌエットのテンポ。ここでもヴァイオリンのソロ的な扱いは聴く者の心を捉える。また、タンバリンやいくつかの打楽器の音色も効果的だ。ゆったりとしたテンポの音楽にほのぼのとした安らぎを