連載:日常2

心配するとは

未来のことがらを心配するとは、どういうことなのだろうか。まだ未確定な将来のことがらが、自分に不利になったらどうしようと気をもむ。それがはたして不利になるのか、ならないのか決まってもいないのに。

ダライ・ラマ14世の言葉がある。
「もし問題が解決できるなら、心配する必要はない。
 もし問題が解決できないのなら、心配しても仕方ない。
 けっきょく、どちらにしても心配したところで
 なんの得にもならない。

問題が解決できるのか、あるいはできないのか、そのときにならないとわからない。問題すらやってこないかもしれない。だとすると気をもむとは、自分の不安な気持ち