先日から読み始めた「火の国の城 上下」
文庫本で五百ページはそれだけでしり込みする?
だから途中で挫けるだろうと言いながら、結局三日で読破した
自分というひとりの人間が、現在ここにこうして生きていると言うことは決して歴史の流れと無縁ではない
それどころかどんな人間も長い歴史的な必然的な結果としてそこに呼吸しているのだ・・・と知らされる
巻末に解説者は池波正太郎の描く世界をこう評した
池波正太郎と言えば
「鬼平犯科帳」「剣客商売」「仕掛け人藤枝梅安」を思い浮かべる
これらが一般的に池波正太郎の代表作とされている
しかし、彼の