夕映えにミモザの花の艶めいて



 水割りの水にミモザの花雫  草間時彦

 水平線見えぬ午後なり花ミモザ  景山薫

 花ミモザ爆発的な黄色して  アロマ

 少女期のふしぎな眩暈花ミモザ  堺信子

 城下町茶房も遺跡花ミモザ  嶋田摩耶子

 塀白く風のミモザの見ゆる家  千原草之

 沸き立つといふ咲きぶりの花ミモザ  大橋敦子

 父と子にミモザの風の黄なりけり  小島千架子

 花ミモザ青磁の花瓶に生けたるも  アロマ

 父と子にミモザの風の黄なりけり  小島千架子

 陽のかけら風にこぼせり花ミモザ  浜田みずき

 青空の喝采浴びし花ミモザ  池田裕子

 わが胸に