アンナ・ポリトコフスカヤ『ロシアン・ダイアリー ——暗殺された女性記者の取材手帳』鍛原多惠子訳、日本放送出版協会、四六判上製、510頁、2007年、読了。

 「トラゲージヤ(悲劇)」〈трагедия〉は終わっていないp.509、ウクライナにとっても世界にとっても、あゝ!!! 泥沼化したチェチェンの悲劇をウクライナでロシアに繰り返させてはダメだ、と愚生は思う。本書は貴重な記録なのである。
 アンナ・ポリトコフスカヤ(1958-2006)、ロシア人ジャーナリスト(モスクワの独立系新聞『ノーヴァヤ・ガゼータ(新しい新聞)』評論員)の遺稿日記である。真っ当な、至極真っ当な意見の持ち主をそこに見るだろう。
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 **web BBC(見出し)
ジャーナリスト殺害の受刑者に恩赦