連載:国会は在りの遊び

「抜け道だらけ」の医師の働き方改革

 仕事を「仕事と申告するな」という監視ばかり強くなって、収入は減る。研修医たちは「誰が大学病院で働きたいと思うものか」という心境だろう。

大学病院は、非常勤勤務の処遇前提・給与設定というくらい給料が安い。働き方改革をするのであれば、大学病院の規定勤務時間を32時間とかに減らす、あるいは労働時間に見合った給与設定にする必要があると思う。

また、救急車を受け入れて、「緊急手術をしても寝当直扱い」にすれば、「翌日も働けるシステム」では過労死の労災がなくなりません。

時間外業務の多い当直医師は翌日の勤務が禁じられるようになれば、脳外や心臓血管外科外来が成り