即興都都逸 ~さくらひとすじ~

涙雨降る桜の土手に
      遠い願いの唄流れ



きっとあの日も想いの桜
      散らし乱れてひとり舞い



薄い紅差し素足の鼻緒
      同じ色した桜呼ぶ



闇に夜桜女の匂い
     絡め絡まれ酔いを待つ



濡れた小袖に桜がひとつ
       永遠と記して色を変え



花って、いいなあ・・・

カテゴリ:アート・文化