シベリウス の交響曲第7番 ・劇不随音楽「ペレアスとメリザンド」他をバルビローリの指揮で聴く

2018年1月以来の鑑賞。
交響曲第7番。
単一楽章による交響曲だが、4つの部分からなる。最初は、アダージョ。開始は幻想的でもあり、神秘的でもあるが、基底には夜明け前の冷気を思わせる厳しさがうかがえる。
ヴィヴァーチッシモは動きの多い音楽だ。うねるようなオーケストラの響きは、大地の自然のざわめきや大気の動きを思わせる。
アレグロに入るとスケールの大きな音楽はフィンランドの森や湖の美しい光景をイメージさせる。ここではこれまでのシベリウスの音楽に聴くことができたリズム、旋律、和音など、いわばシベリウスらしい語り口が何度となく現れる。
最後はプレスト。非常にス