クレンペラーの指揮で聴くチャイコフスキーの 交響曲第4番

2021年12月以来の鑑賞。
クレンペラーのチャイコフスキーというと意外な感じがしたものだが、手元には5番と6番もある。ずいぶん前に購入したが、クレンペラーがチャイコフスキーを演奏したらどんな音楽になるのだろうという思いからだったと記憶している。4番はベームのLPもあるが、同じような思いで購入した。愛聴盤はムラヴィンスキー、ロストロポーヴィチ指揮のもの。
クレンペラーの演奏を少し聴き進めると前述の演奏と印象が異なる。ロシア的、大陸的というよりはベートヴェンやブラームスの音楽に近い。どっしりとしているが演奏には前進性がある。旋律の歌わせ方もあっさりとしてい