アカシヤの花咲くワルシャワ

4月19日の早朝、成田空港発ポーランド航空の飛行機が定刻通りワルシャワの空港、その名もショパン空港に着陸し、シートベルト着用のサインが消え、飛行機が駐機場へ静かに移動を始めるとき、機内にショパンのポロネーズの曲が流れました。ショパンの故郷・ワルシャワへの到着が実感される瞬間でした。初めてのポーランドです。

 ショパンは20歳でポーランドを離れ、パリで活躍し39歳の若さで亡くなるまで故国に帰えることはなかったので、ショパンの曲を聴くとき、ポーランドを意識することは希薄でした。生前の希望で、彼の心臓のみが故国へ持ち帰られ、聖十字架教会の柱に収められています