ひとはどのようなときにウツに陥ってしまうのか、そしてなぜウツという状態があるのかについて、個人的な見解を書いてみたい。もちろんこれが絶対に正しいというつもりはない。きわめて私的な見方だ。
まず前項で記したが、「べき論」というものを固持しているということがある。こうでなければならないという固い信念のようなものが前提にある。
その思いに対し、そうではない否定的な現実が出現したり、人からの拒絶や反対が起きたりする。
その際に、おのれの思い込みが、実際にはそうではないという自覚に立ち戻れるならば、問題はない。新しい知見を得たというわけだから。
しかし思いに
連載:日常2