海外移住の日記一覧(2ページ目)

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外国で暮らすということ(164)

前回の最終章 彼女は笑顔で、それは此処ではなく#&$%&だと言う。 さて困った、肝心な単語の意味がわからない。 もう一度言って下さい、と尋ね繰り返してもらったが 僕の頭の中には存在していない単語だった。     ******** 娘達はキョトンとした顔で我々を眺めている。 何と言えばいいのか頭の中で考えていると、 若い女性がほらバスが来た、と左の方を 指差ししている。 …

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外国で暮らすということ(154)

前回の最終章 話の筋がずれてしまった。 もう一度年金受給者の会に話を戻そう。 サンデーマーケットの話題はどうだろう・・     ********* スペインに来て最初に体験したサンデー・ マーケットは、最初に暮らしたビラホヨサの 街の中で、中世の面影を残しているオールド タウンの中だった。 オールドタウン独特の石畳の狭い道路の片側に、 屋台の列は家の壁に張り付くようにして並んでいた。 へぇ…

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外国で暮らすということ(133)

前回の最終章 初めてドイツ人の友達が出来た。      ******** ベン夫妻の2階建の家は海岸とは少し離れた The Hillsと言う名前の高級住宅地にあった。 庭には樹木が鬱蒼と茂っていた。 彼の弁護士事務所は息子のマイクが引き継いで いるとのこと。 自慢の息子らしい。話が長くなる。 スペイン語教室は7月8月は夏休みだから、 彼らは暑いスペインから自宅がある涼しい ベルリンへ逃げ出…

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外国で暮らすということ(129)

前回の最終章 「あの〜、もしかしたら日本の方ではないですか?」 外国訛りの日本語だった。 振り返ると小柄な女性が笑顔で立っていた。      *********** スペイン人特有の彫りの深い顔で、小柄だが スリムなスタイルの30代後半?の綺麗な女性で、 ニコニコ笑顔だ。 「はい、そうですが・・」 返事をしたが、??だった。 「ああ、やっぱり・・観光で来ましたか?」 「いいえ、ここで暮らし…

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外国で暮らすということ(119)

前回の最終章 ふぅ子は少し頭を傾げていたが、彼なりに 気を使っているところもあるのだから、 と気分良く応対していたある日、彼がかなり くたびれたキャンピングカーを引いてやってきた。 一緒にバルセロナに行こう、帰国前に ガウディの作品をもう一度見たい。       ******** 2泊3日の予定だと言う。 キャンピグカーで泊まり、自炊し、ドライブする・・ 初めての体験だ。 彼のキャンピングカ…

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外国で暮らすということ(107)

前回の最終章 どのように食べれば良いのか分からず、同じものを 注文した彼女らの食べ方を見守った。      ******** 「ここのイワシの塩焼きは有名なんですよ」 話しながらミキさんは全員にワインを注ぐと、 グラスを持ち上げ「ビラホヨサへようこそ!」 と高い声をあげた。 軽く香りの高いワインだった。 ミサさんはワインを日本に輸出するビジネスを しているとのこと。 このワインは日本人好み…

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外国で暮らすということ(84)

前回の最終章 後日この人とは実際に引越しの打ち合わせを することになるのだが、別の問題の火種になる とは思ってもいなかった。     ******** Kさんが中庭にバーベキューの支度をしてくれて、 ビールで乾杯しながら我々のことや皆さんの日常 生活などを楽しく話し合った。 楽しそうに話すみなさんの言葉が胸の中に染み 込んでいき、この国で暮らしてみたいと言う気が 強くなった。 翌日、Kさん…

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外国で暮らすと言うこと(67)

前回の最終章 レモンの木だった。メルボルンには ハウス・ウオーミング以外に家を新築した際に レモンの木を贈る風習もあることを教わった。 親戚ではないが、まるで親戚扱いをしてくれて いたお隣さんからの贈り物にあr貯めて感謝の 気持ちが胸にあふれた。      ******** レモンの木はバックヤードの日当たりの良い 場所に植えた。 あらかじめ教わった通りに肥料や水遣りを行 なった。2週間後…

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外国で暮らすということ(157)

前回の最終章 2週間後、スペインに来て3度目の引っ越しが始まった。 これが最後の引っ越しになるといいわね、と ふぅ子がつぶやいた。 僕もこのままスペインに腰を据えたいと改めて思った。     *********** 新しい住居で新しい暮らしが始まった。 新しい住居は日本ならマンションと呼ばれる 建物だが、スペインでマンシオンと言うと 大邸宅のことで、日本のマンションに当たる 建物はPiso…

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外国で暮らすということ(151)

前回の最終章 ある時、僕がスペイン語で悩んでいるのを みかねたのか、ラモンがここには市が 運営している外国人のための無料の スペイン語教室があると教えてくれた。 無料と聞いて、早速二人で申し込み、 通い始めたのは言うまでもない。     ********** 教室は保育園の隣の集会所だった。 ボランティアの先生は中年の女性で名前は メルセデス、メルと呼んでくれと言っていた。 彼女は英語は全く…

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外国で暮らすということ(149)

前回の最終章 さて、まず最初に居住許可証の住所変更を行った。 次の居住許可証の更新が最後で、その後僕たちは 永住権が手に入ることになっていた。     ******** そんなある日、いつもの散歩の途中で、 ある事務所ビルに「CASA de PENCIONISTA」 の看板があるのに気がついた。 つまり「年金受給者の家」ってことらしい。 多分、我々同様に年金暮らしをしている人達が いる場所…

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外国で暮らすということ(135)

前回の最終章 アルテアに移った頃には我々は遠征試合に 選抜メンバーに選ばれるほどになり、 月水金と週3日、忙しい日々を送るように なっていた。    ******** 我々がボウリングの試合に夢中になっていた 2010年9月、マキさんと一緒に暮らしていた 彼のお母さんが亡くなった。 僕の2歳年上で、僕と同じ東京の下町生まれで、 僕の母親と同じ下町言葉を話す可愛らしい おばあさんだった。 …

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外国で暮らすということ(134)

前回の最終章 俺デヴィド、俺の絵のクラスに入らないか? え? ここで教えているのか? ホセのクラスの横の部屋だ。 後で見に来い。      ********* 結局この絵画教室にも夫婦2人で参加し、 ここでも新しい友人が出来た。女性が多い クラスだったが、スペイン語を話す機会が どんどん増えてくる。 この頃のふぅ子のメモに習い事として 絵、週1、2人 70ユーロ スペイン語、週2、2人、8…

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外国で暮らすということ(126)

前回の最終章 カウンターの向こうの中年の女性が笑顔で 迎えてくれた。 が、スペイン語だ。 借家を探していると片言のスペイン語で 告げると、奥から体格の良い中年の男性が 出てきて笑顔で「can I help you?] ********* 案内してくれたのは借家人が引っ越しを している最中の住宅だった。1週間後に 引っ越しが終わるので、そのあとで良ければ 借りられる、とのこと。 家の中は荷物…

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外国で暮らすということ(118)

前回の最終章 僕たちは顔を見合わせて、あの人は我々が 迷わないようにここまで 一緒に来てくれたのだろうか? もしそうだとしてら、なんと親切な人なんだろう!       ******** ふぅ子と親切な人がいるものかと頷き合い、 ますますスペインが好きになった。 しかし、似たような親切にはその後も 何度か遭遇した。 ある時はアリカンテの街に電車で買い物に 行って道に迷い、駅まで15分ほどの道…

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外国で暮らすということ(115)

前回の最終章 彼らはシャイなんだろうか、それとも僕たちが この街では珍しいアジア人だからだろうか・・      ******* そう言えば、我々がくるまでは、この町には ミキさんが唯一のアジア人だったと言っていた。 世界中どこにでもいる中国人もこの町には いないそうだ。 中華料理店が一軒あったが数年前バブルが はじけた後で店は閉まったままになっているらしい。 町を歩いていると、小さな子供に…

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外国で暮らすということ(104)

前回の最終章 ここでふと気がついた。 なんてことだ!これらの作業を全て スペイン語で行う? そんな無茶な、今の俺たちに出来る わけがない!     ******* その頃の僕達にはスペイン語はまだ片言だった。 そしてスペイン移住を決めた時には、こうした 事態に直面することに全く気づかないでいた。 これまで、各国の移住の手続きは全て自分で 行ってきた経験があり、ここでも自分でできると 言う自…

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外国で暮らすということ(102)

前回の最終章 上の道路で見回すとRealestate (不動産)と 書かれた看板があった。 あっ、英語だ! 早速飛び込んだ。     ******** 中年の女性が笑顔で迎えてくれた。英国英語だ、 やれやれひと安心だ。 事情を説明すると、まだ誰も入居していない 新しいアパートがある、と案内してくれた。 駅の近くのかなり大きな8階建ての建物だった。 3LDK、エアコンと家具は明日にでも用意す…

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外国で暮らすということ(98)

前回の最終章 大きなトランク2つ,少し小さめのかばん2つ, そして重いMacのコンピュータ を抱えてもの凄い 大荷物と一緒にタクシーに乗り込み長距離バス用の Estacion に向かってもらう。     ******* メモを探していたら古い手紙の下書きが出てきた。 ちょうどスペインに入ったばかりの頃に書いた 手紙の下書きのようだ。 相手は僕の長姉の末っ子のY君、僕と音信が続いて いる唯一…

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外国で暮らすということ(82)

前回の最終章 暗くなって着いたサンホセの町はそれでも 賑やかだった。 タクシーで予約してあったホテルに着いたが、 フロントカウンターで次のトラブルが 待ち受けていた。      ******* フロントで名前をを告げると 「昨日、待っていたが連絡もなく姿も現れなかった ので、予約は自動的にキャンになった。 無連絡のキャンセルなのでペナルティとして 1泊分の料金をクレジットカードから引き落とさ…