にゅう麺の喉越し良くて八重桜
原子炉と寺隣り合ひ八重桜 小倉恵都子 八重桜散りアリババの絨毯めく 鱸千里 発電所ところどころに八重桜 皆川盤水 時計台すつぽり隠す八重桜 横林誠二 八重桜何時もは通らぬ道に咲く アロマ 朝の日にふくらみ咲けり八重桜 阿部ひろし ふんわりとクッションあって八重桜 アロマ 咲き満ちて鬱に入りたり八重桜 澄田玄志郎 沿道に気怠き午後…
原子炉と寺隣り合ひ八重桜 小倉恵都子 八重桜散りアリババの絨毯めく 鱸千里 発電所ところどころに八重桜 皆川盤水 時計台すつぽり隠す八重桜 横林誠二 八重桜何時もは通らぬ道に咲く アロマ 朝の日にふくらみ咲けり八重桜 阿部ひろし ふんわりとクッションあって八重桜 アロマ 咲き満ちて鬱に入りたり八重桜 澄田玄志郎 沿道に気怠き午後…
あらくさの香立ちてありし夏至のころ 岸田稚魚 エプロンに卵かかえて夏至通過 北原志満子 ほころびの初々しさよ夏至の萩 阿波野青畝 夕刊に夏至の匂ひのありにけり 百合山羽公 樂土以後 梅雨空の夏至何となく過ぎており アロマ 夏至夕べもう一仕事出来さうな 河野美奇 夏至近し橋の真中に草噴きて 岡本眸 野花摘む少女に夏至の祭くる 岩崎照子 金の尾を持つ…
日本語の美しきときリラの花 後藤夜半 底紅 暁け色となりてぞ冷ゆるリラの月 奥田智久 旅愁とも旅疲れともリラ冷に 稲畑汀子 押花の香りまだありリラの花 小林 いまよ 昼下りグラスにリラの小枝挿す アロマ 珈琲啜るウィーンは遠しライラック 今泉貞鳳 喫茶店硝子窓からリラの木が アロマ 空もまた暮れつつリラの色となる 水原秋櫻子 美術館開門前をリラ匂…