「三島由紀夫」の日記一覧

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「つちうら古書倶楽部」へ行く

2カ月ぶりにバスで古書店へ行きました。 ゴールデン中だったのでしょうか。 入ってすぐに有名な作家さんの作品がずらりと並んでしました。 買ってきた古書は ①世界遺産  マチュピチュ(ペルー) ② 〃    イスラム都市のカイロ(エジプト) ③ストラスブールの旧市街(フランス) ④太宰治 新潮現代文学 斜陽・人間失格他短編21作 ⑤三島由紀夫  〃   金閣寺。春の雪 ⑥辻井 喬  虹の岬…

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使うと宣言しなければ抑止神話は崩壊する

プーチンの仄めかしに英・米・仏でモスクワに核を見舞うと会見を、でなければ手に負けと予言したけれど、的中。使うと応答しなければ抑止神話は失せる。三島由紀夫は抜けぬ刀は邪魔と。日本会議メンバー初め、抑止神話に惰眠する連中は、ネット上でさえそうは言わない。偽物、

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『三島由紀夫事件考察』

53年前の11月25日、あの衝撃的な事件がありました。 市ヶ谷の陸上自衛隊東部方面総監室で、楯の会メンバー4人を連れた三島由紀夫が益田総監を監禁、憲法改正のため自衛隊の決起を呼びかけ自決した『三島事件』です。 ぽっぽ、その何年か前、当人原作・制作・脚色・監督・主演の映画『憂国』を見て、この人、本当に割腹自殺しちゃうんじゃないかな?・・なんて漠然と思ってました。 延々、夥しい流血で腸を引っ張…

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あの日から53年「時代錯誤の暴挙」だったのか  ⁉

当時、戦後派作家として、サヨク運動が圧倒的に優勢な中で対峙した三島由紀夫という人物、彼が予想した日本の行く先、きうすで金を持った者たちが謳歌する退廃的社会が今日広がっている。 11月25日、市谷の自衛隊施設に立てこもり自刃した衝撃的な出来事は、当時、大きな驚きもって「軌道を逸した行動」「時代錯誤の暴挙」という批判が社会に伝わっていった。三島由紀夫は、なぜ、そこまでの行動に駆られていったのか…

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三島由紀夫の『遺言』とは   !

昭和45年11月25日、陸自市ヶ谷駐屯地(現防衛省)東部方面総監室に立てこもり総監、益田兼利を人質に、総監室に立てこもり総監室バルコ二-から自衛隊員に向けて決起を呼びかけた。三島の演説はヘリコプタ-の爆音に消され、はっきりとは来とれない。私は仕事中で、当時四谷にあった文化放送はラジオ中継し、自衛隊員の罵声と「やめろ」の声が聞こえるが演説内容は不明。 三島は演説を断念し総監室に戻ると腹を切り…

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8月16日から31までに読んだ本

①ナルキッソスの鏡(小池真理子 集英社文庫) 2020年3月以来の再読。1993年に刊行された一冊。女装倒錯の美青年、親友を恋人にとられたヒロイン、山奥で暮らすオーバーオールを着た大柄な女と息子が主な登場人物だ。中盤から後半にかけては、スリル満点。読んでいても恐怖が迫ってくる。手作りのブローチ、引っかき傷の着いたブーツなど物語の展開に重要な役割を果たす小道具もしっかり用意されている。舞台となる…

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1月1日から15日までに読んだ本

①暁の寺(三島由紀夫 新潮文庫) 2017年10月以来の再読。この巻の主人公は「本多」と言ってよい。本多は「春の雪」で親友の松枝の悲恋に関わり、「奔馬」では松枝の転生である飯沼の自刃に立ち会ってきた。この巻ではタイの姫、ジン・ジャンと出会う。 本多は巨万の富を有する人物となっており、富士山の見える場所に別荘を建て、そこで姫との再会を果たす。若くて美しい肉体を見たいがためにプールまでも設える。同時…

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「金閣寺」の夢を見る

三島由紀夫の小説「金閣寺」を2日前から再読しています。 再読すると見えてくるものがあります。 一度目は、すじを追うことが多いのですが、再読すると 読んでいるのに、見えなかったものがみえるようになり、より味わい深く感じています。 現実の金閣寺放火事件に材をとり、作者が31歳の時に、自らの内面全てを託した名作です。 描写が卓越していて、これぞ三島作品最高だと感じています。 今朝の夢は、「金閣…