「徒然草」の日記一覧

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第百十七段 友とするにわろき者 (昨日の続)

第百十七段 友とするにわろき者 友とするにわろき者、七つあり。 一つには、高くやんごとなき人。 二つには、若き人。 三つには、病なく身強き人。 四つには、酒を好む人。 五つには、猛く勇める兵(つわもの)。 六つには、虚言(そらごと)する人。 七つには、欲深き人。 よき友三つあり。 一つには、物くるる友。 二つには、医者(くすし)。 三つには、智慧ある友。 徒然草 第百十七段 現代語訳に…

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人生反語集(8)

孔子の高弟の顔回が心がけていたことは、人に心労をかけないということで、総じて人を苦しめるような虐げることは、不徳で無慈悲なことである、と兼好法師が徒然草に記している。 また幼い子供をだまし、脅し、からかったりして面白がることを、大人は大したことではないと思うけれども、幼い心にとって身に染みて恐ろしく恥ずかしく情けない思いが切実だろう、と記す。 子どもへの脅しや、からかいは、自分自身の経験から…

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金沢文庫特別展「廃墟のイメージ」に関する連続講座・・・「廃墟と古典文学」②~方丈記と徒然草・・・その②「兼好法師の感性」

◎「金沢文庫「特別展」連続講座」・・・「廃墟」と古典文学② 11/4 「廃墟と時間~『方丈記』と『徒然草』から~」②の②・・・「徒然草」 講師:東京大学大学院・木下華子准教授 さて、木下先生の今回の講座は「兼好法師」のプロフィールから始まりました。 兼好法師は称名寺や武蔵国・金沢と関係が深いことが従前から指摘されており、それを受けての金沢文庫の「特別展」も数回行われております。 …

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小春日和の冬の日に・・

・・しずこころなく、株の売り買い (買い)指値 クラレ(ナンピン) (売り)指値 関西電力 パナソニック NTTデータ・・・約定 年寄りになれば 人付き合いを極力減らし 財産などは生活必要最低限にへらし 親族等に世話をかけることなく 嵯峨野の山奥でひとり こころ静かに 日記など書いて過ごすべし 徒然草で兼好が言うように暮しているが 何んだ…

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思いつくままに

現在は千葉県の片田舎に住んでいます。日本一大きい沼と言われている印旛沼を見下ろす 小高い住宅地 ですが、日本全国足跡を付けていない県はない程 動き回りました 無論足跡は 全て とっくに消えていますが 野鳥 野草を愛で若い時は あちこちの山に登り 北は津軽海峡で動植物分布が変わる北海道から 南は西表まで足を運びました 海外はマイナーなタイ インド コスタリカ ハワイ程度です …

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「金澤文庫特別展<兼好法師と徒然草>~いま解き明かす兼好法師の実像~について」の展示解説をしました。

◎「金澤文庫特別展<兼好法師と徒然草>~いま解き明かす兼好法師の実像~について」 この日記は、やや遅きに逸した感はありますが、上記の特別展が神奈川県立金沢文庫で開催中です(5/27~7/24)。 なぜ、京都で活躍していたとされる兼好法師の特別展を神奈川県で開催しているのか? その前に、兼好法師のことを中学校の教科書ではどういう名前で教わったでしょうか。 私もそうですが、このひとの事を「吉田…

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出光美術館「国宝手鑑「見努世友」と古筆の美」

出光美術館で開催されている「国宝手鑑「見努世友」と古筆の美」へ行ってきた。 当館は、長期間、コロナウイルス感染対策のため休館していたが復館した。まだ、日時予約制定制をとっている。 さて、これを何と読むか、読めるか。これを読めたことを自慢している訳ではない。「みぬよのとも」と読む。これは兼好法師出お馴染みの「徒然草」13段「ひとり、灯のもとに文ひろげて、見ぬ世の人を友とぞす」からとられたらしい…

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書いた日記のグループ分けしています。

まず日記を読んで頂くと、下に   櫻子さんの日記一覧   櫻子さんの日記連載 が出てきます。日記連載 をクリックして下さい。   櫻子さんが書いた日記一覧 が出てきます。 花万朶 徒然日記へいけます。   ここだけの話なんやけど   与謝野晶子   花の名前の検索   時をみつめて   蒼鷺   白詰草の冠   御所の花菖蒲   宝石の塔     空き巣泥棒のお仕事      エトセトラ マ…

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朗読 徒然草 関西弁

関西弁で読む枕草子をyou tube にアップしたところ、 18000近くの参照数がありました。 今度は、徒然草の冒頭を関西弁で読んでみました。 よろしければお聞きください。 気に入ったら、チャンネル登録していただけると 嬉しいです。還暦になっての私のライフワークです。 徒然草 https://youtu.be/y8Xjs-6_tCQ

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徒然草

 吉田兼好 徒然草 の中から   人、死を憎まば、生(しゃう)を愛すべし。 存命(ぞんめい)の喜び、日々に楽しまざらんや。 愚(おろ)かなる人、この楽しびを忘れて、 いたづがはしく外(ほか)の楽しびを求め、 この財(たから)を忘れて、 あやふく他の財をむさぼるには、 志(こころざし)満つことなし。 生(い)ける間生(あひだしやう)を楽しまずして、 死に臨(のぞ)みて死を恐れば、 この理(こと…

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石清水八幡宮

先日、ロングウオーキング 京阪電車の石清水八幡宮からこもれびの道を通って社殿へ  途中に三角点(140m台)がありました ちょっとだけハイキング気分を楽しみました 石清水八幡宮の社殿は立派な造り  さすが国宝 周りの土塀も土の間に瓦を挟んだ特別製 頑丈です 信長からの贈り物だとか 楼門から本殿を見るとなんか違和感を感じます 楼門から入った真正面では少し左向けに本殿が建っています 建築の…

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心が楽になります

人間のダメな部分を拾いあげ、 ユーモアと毒舌が織り成す随筆、徒然草。 読むだけで心の毒素が流れだし、 デトックス効果が大きい。 健康になれる書物です(笑) 当日記で既に取り上げた第83段は、 ユーモアを入れて皮肉たっぷりに 記述されているけど、 下記二つの意訳文も面白い。 第31段「柳に風で受け流せ!」 雪が降った日に連絡すべきことがあって 手紙を出したけど、急いでたので、 雪のことを書かな…

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相対性理論

蒼秋的徒然草 もう7月も半ばが過ぎた。 月日が経つのは 本当に速い。 否。 時間の過行く度合いが 勝手に速くなったり 遅くなったりするわけがない。 なのに何故 そう感じてしまうのだろう? モノの本とかに依れば それは心理的なモノだと それなりに納得するような説が出回っているので  なるほど そうなんだろうなとも思う。 でも 自分としては 時間の流れは 心理的なものはあるにしろ 物理的なも…

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源氏読みの源氏知らず・・を・脱皮できるかな??

19世紀の欧米では、日本に対する関心から”源氏”を翻訳して読む‥という現象が、一部で起きたらしいのですが ”奇書”という扱いだったようです。 延々と一人の貴公子が、、いわば、女性を次々と渡り歩く・・・この当時の貴族の女性達は、立って、ちゃっちゃ歩く・・はあまりしない。 膝立でヨチヨチ移動するわけで・・深夜忍び込む10代後半の男に、抵抗できるわけもなく・・ほとんどが”レイプ”に近い初交渉となる・…