「雑感」の日記一覧

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2021年12月に読んだ本と雑感(趣味人倶楽部に来られなかった・・・)

〇月と私と甘い寓話(スイーツ)(ストーリーテラーのいる洋菓子店)(単)279     野村 美月  とてもかわいい物語。<省略> 〇52ヘルツのクジラたち(単)260     町田 そのこ   半年以上は待たされた。 待った甲斐以上に素晴らしい物語であった。 「大様のブランチ」BOOK大賞020受賞。 「読書メーター」OF THE YEAR 2020第1位。 「ダヴィンチ」BOOK OF TH…

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雑感⑳・・・一年を省みて

2021年も街にクリスマスソングが流れお店は クリスマスケーキの予約が始まりました。 子供たちが大きくなってホールケーキを 買わなくなってずいぶん経ちました。 それでもショートケーキとチキンは クリスマスの我が家の定番です。 2021年もあとわずか、思いつくまま振り返って見ます。 何と言ってもコロナです。 コロナ感染者の減少、さすが神の国日本 ホント、なんだかんだと言っても 日本に生まれてよか…

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10月に読んだ本(下旬)と雑感(興福寺五重塔大修理前に)

●左京区桃栗坂上ル(単)333     滝羽 麻子   ラブストーリーを承知で借りちゃった。 シリーズらしい。 借りた理由は「左京区」の言葉。 絶対京都が舞台だろうと借りたのだ。 主人公の璃子の父親は、転勤族。 損害保険会社の営業課勤務。 二年毎に転勤があり、短い時で一年で転勤。 母親が妊娠中に宮崎から群馬、璃子が一歳になったばかりで広島、二歳半で北海道といった全国を股にかけた移動である。 …

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10月に読んだ本(上旬)と雑感「コスモスを見に~」

〇戯作・誕生殺人事件(単)309     辻 真先   「仮題・中学殺人事件」から40年後に刊行されたシリーズ物・キリコ(スーパー)と薩次(ポテト)が活躍。 スーパーとポテトが結ばれたらいいのにと思っていたら、この本では結婚して、高齢出産ではあるがキリコは臨月を迎えていた。 実在の人物ではないのに、なんとなくほっとした。 よかった! よかった! 臨月を迎えたキリコの家に地元の中学生の美祢に住…

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9月に読んだ本(下旬)と雑感「やっちゃった失敗談」

〇合本・青春殺人事件(単)437     辻 真先   趣味人倶楽部のIさんの絶対お薦めの本。 図書館の書架にあったのは「戯作・誕生殺人事件」だった。 これから先に読んでもいいかどうか、お尋ねしたところ、やはり一作目からの方がいいでしょうと助言してくださった。 ただ図書館には、1冊目・二冊目・三冊目を合本にした本しかなかった。 もちろん市の中央図書館在庫で、予約して借りた。 タイトルが違うので…

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9月に読んだ本(中旬)と雑感(「アンデスの乙女」など)

〇終わった人(文)540     内館 牧子   4月に内館さんの「すぐ死ぬんだから」を結構楽しく読んだところ、趣味人倶楽部のお気に入りのMさんが、本の表紙入りの荒筋を紹介されていた。 面白そうだし、予約をして借りた本。 文庫本なのに、活字が大きく、とても読みやすかった。 読者の年齢層も考慮されたかな? 中学時代、生徒の振り分けで、「できるクラス」でなく「普通のクラス」に入れられる。 そのメ…

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真夜中の玉子 #7 「感性・感受性」

実は先日、また一つ歳をとった。50も後半にもなれば、いまさら特に意識の変化もなく、「え、もう(1年経った)?」と嘆く程度だが、ここ数年で明らかに自分の中で変わってきたな、と思ったのが、感受性の低下だ。感受性と感性。言葉はとても似ていて、ちょっと紛らわしいけど、まったく別物だ。 感性にしても、10代や20代の頃は、今より当然もっとみずみずしかっただろうと思うが、30余年の年月を経た今でも、自分自…

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9月に読んだ本(初旬)と雑感(「アンデスの乙女」に蕾が・・・)

〇「ABC」殺人事件(文)387     有栖川 有栖     恩田 陸     加納 朋子     貫井 徳郎     法月 綸太郎   法月さんの「ABCD包囲網」を読んだとき、Iさんが他の作品も一気に載せてある本が出ていますよと教えてくださったので、借りて読んだ本。 文庫創刊30周年記念・書下ろしアンソロジー・・・と、銘打ってある。 嬉しいことだ。 有栖川有栖さんは「ABCキラー」。 …

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コロナ 雑感 2

2020年昨年頃の従来コロナ株の対応のまま変異デルタ株が猛威をふるって、現惨状。  変異株の感染状況に迅速に対応しなかった政府行政の失策。  「自助」「共助」「公助」をこれほど身にしみて感じたことはない。   「野戦病院」を作る案は良いと思うのだが、先の戦時中を思い出すからと、クレームがあったそうで、中止。 戦時中の悲惨な想い記憶があるのは解るが、現在は戦時体験をしていない若者・生産労働年齢の人…

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8月に読んだ本(中旬「八月十五日に吹く風」他・雑感(コロナの短歌(?)

〇大名やくざ7(女が怒れば虎の牙)(文)268     風野 真知雄   シリーズ第7弾。 参勤交代をすっぽかした久留米藩主の虎之助。 やくざの若親分として江戸に留まっている。 勢力を拡大するため、掏摸の親分に近づくのだが、いい返事がもらえない。 虎之助は自分の懐にある巾着を掏られたら、手間をかけたお詫びに20両を進呈、掏られなかったら、友達になるという約束事を決める。 しかし、虎之助の作戦…

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コロナ禍 雑感 1

長期におよぶコロナ禍になりました。 日頃コロナ関連で思っていることなど随時日記にしておこうかと、今後随時アップしてきます。 その初回です。   『地雷探知機持ちながら地雷原を歩く』 変異株が世界的に猛威をふるい、緊急事態宣言を何度も発令、病床ひっぱく、感染者がなかなか低く長期におさえられない、感染対策予防していても感染する人はいる・・・・   それなりに予防(地雷探知機を所持)しても感染(地…

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詩(死に往きし彼らに)と雑感(古代エジプト展を観て・・・

赤い貼り付けられた太陽よ! べったりと底意地の悪い輝きを見せる太陽よ! 樹々の黒さよ! それを剥ぎ取れ!  私は思い出す  死んだ彼らをーーー。  目的を持って死んだ彼らを。  目的もなく死んだ彼らを。  全て彼らは太陽の粉の中に閉じ込められ、  切ないため息をもたらすのか。  私にはそれが聞こえる。  遠い潮騒にも似たため息は私の心を迷わせる。  <なあに?>  <なあに?>  この焦燥は…

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(詩 2編)  引き算  言の葉 そして雑感(ジャガイモの茎に実?)

・・・引き算・・・ 林檎が7個ありました 2個食べると残りは何個? こんなふうに引き算できるといいのに 人間関係は複雑で 足し算も引き算もうまく計算出来ない 不器用な私だから 数ばっかり減らしている 割り切れるものなら あっさりと割り切って すっきりとしたいのだけど 生きるのに不器用な私は いつも引き算で数を減らしてばっかり 誰か器用に生きる参考書を 貸してください ・・・言の…

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忘れないで  (創作詩)

忘れない あなたのこと 忘れないで こんな私だけど 野に咲く勿忘草 うす水色の その昔 ドナウ川の岸辺に咲く花を 恋人ベルタに贈ろうとして 川に落ちて死んだ騎士ルドルフ < 忘れないで! 僕のこと > やまびこのように彷徨うルドルフの声 あなたは勿忘草を手折ってくれますか? 死を厭わず 花に手を伸ばしてくれますか? 忘れないで 私のこと 忘れない 私はあなたのこと *********…

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【山の人魚と虚ろの王】 作=山尾 悠子を読んで

山の人魚と虚ろの王(単)141     山尾 悠子   新聞の広告に惹かれて、予約をしていた本。 なんと箱入りである。 箱はそっとはずして汚れたり破損しないよう仕舞って置く。 「飛ぶ孔雀」で、山尾さんは、泉鏡花賞、芸術選奨文部科学大臣賞、日本SF大賞の三冠に輝いた作者。 もちろん、「飛ぶ孔雀」は未読である。 この「山の人魚と虚ろの王」を読んではみたが、さっぱりわからない。 何を言いたいのか…

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夜叉・・・(創作詩)

夜叉の面の小道具を 朝の太陽の中から取りいだし また雨の日は その冷たい透明な液体の中から取りいだし さあ、さあ、 一日の舞台が開くぞえ。 夜叉が私。 もちろん、この日の主役でござる。 そうせずにはいられない世の中でござる。 裸をさらけだすのはもうごめん。 化粧もいやなら 夜叉の面。 やはりこれが重宝でござる。 一日終われば面の下で げっそりやつれた自分の顔。 見れば見るほどもの哀しい…