中国の唐の時代に馬祖道一(709年-788年)という禅匠がいた。平常心というものを説いた最初の人と言われている。 その内容が伝灯録という書に残っている。 「道は修するまでもない。ただ汚染しなければよいのだ。何が汚染かといえば、およそ生滅する心で、造作し趣向すれば、みな汚染となる。ずばり道と一つになりたければ、平常心が道にほかならぬ。平常心には、造作もなく、是非もない。取捨もなければ、断常もない…
浮世には激つ瀬もあり花筏 松井清明 湖暮れて風の置き去る花筏 後藤眞由美 歩むより流れのゆるき花筏 笹倉さえみ まん中に鴨のをさまり花筏 八染藍子 風生るや遡りゆく花筏 岡田章子 帯となり紐となりつつ花筏 浅田浦蛙 花筏広がり持って川覆う アロマ かはたれの庁舎のしじま花筏 北吉裕子 人の世を一途に流れ花筏 西川五郎 風…
謙虚とは? ひかえめでつつましやかなさま。 自分の能力・地位などにおごることなく、 素直な態度で人に接するさま。 「―な態度」「人の教えを―に聞く」 (大辞林より) 人間の心は弱いものでひとたび名聞・名利 (成功や富、名声)を得ると慢心、増上慢 (ぞうじょうまん)に陥りやすいものです。 そこに大きな落とし穴があるのです。 六根(ろっこん)が濁り、正しい事が正しく 聞こえ…